春雨

 

 

 

冬の寒さ緩み

朝の窓辺は雨

眺めてた

 

未だ解けぬ莟

僅かに残る雪

背を向けた

 

宛ても無く歩き出す

靄に溶ける足音

気づけばいつもの道

ふいに光る雫

 

季節が過ぎて 春来りても

傷痕はまだ癒えぬまま

晴れやらぬ空 降りしだく雨

壊した心隠して

 

 

 

 

 

つまらぬ話にも

笑えるうちが花

嘘ついた

 

色を忘れた目は

全て白々しく

傷つけた

 

薄弱さに諦め

考えることやめた

壊れたものは二度と

もう元に戻らない

 

光を拒み 影に溺れて

冷たい日々は溶けぬまま 

覚めやらぬ夢 突き刺さる雨

鬼胎に押し潰されて

 

 

 

春雨の中 立ち尽くしてた

わたしは声も上げられず

抱えたものは あまりに脆く

春の雨に流れていく

 

 

わたしはひとり ただ泣き噦る

取り残された雪は溶け

人を妬んで人を嫉んで

まだ変わることできずに

 

季節が過ぎて 春来りても

傷痕はまだ癒えぬまま

晴れやらぬ空 降りしだく雨

壊した心隠して