ライヤ


亡霊の少女。享年16歳。

かつては城に住む某国の王女だったが、17歳の誕生日目前に病気で亡くなった。

 

幼い頃から病弱であったため外の自由な世界に憧れたが、叶うことはなかった。

元は淑やかで優しい性格だったが、徐々に心を閉ざし、以来誰にも心開くことなく部屋に籠った。

 

竪琴・フィドルなど楽器を奏でるのが趣味であったらしく、廃墟と成り果てた古城からは今も彼女が奏でる楽器の音色が聞こえるとか。

 

海底に沈んでしまった古城に、今もなお唯一人彷徨い続ける。